2018年3月14日17:58
ビリングシステムと東急ハンズは、同社の業務提携先である財付通支付科技有限公司(Tenpay Payment Technology CO.Ltd.)が提供する中国人向けモバイル決済サービス「WeChat Pay(微信支付)」を、東急ハンズが運営する店舗のタブレットPOSレジシステムと連携することで、東急ハンズ新宿店をはじめ、東急ハンズやハンズビー等のタブレットPOSレジへ「WeChat Pay(微信支付)」を順次導入することに合意したと発表した。
WeChat Payは中国で8億以上のアクティブユーザーを誇るSNS「WeChat」(微信)のモバイル決済サービスであり、中国のモバイル決済市場における同サービスのシェアは、2015年度の21%から、2016年では38%と急速な普及・拡大をみせているという。
そのような背景の中、WeChat Payは近年増加する訪日中国人観光客等への対応として日本国内の小売業や飲食業等へ、決済受付や誘客を目的としたマーケティングおよびプロモーション等のサービスとして普及が拡大している。
東急ハンズが運営する店舗のタブレット POS レジシステムはハンズラボが提供している。東急ハンズは、ビリングシステムと東急ハンズのタブレット POS レジシステムが連携しWeChat Payを導入することで、増加する訪日中国人観光客等の購買需要に対応するための店舗オペレーション負荷を軽減し、より多くの決済受付が可能になるという。あわせて、訪日旅行者に向けたプロモーションサービス等を通じた販売促進、誘客も実現する。
ビリングシステムは、決済サービスソリューションプロバイダーとして、決済サービスを中核としつつ、WeChat Pay等を通じて訪日旅行者等の旅行前、旅行中、旅行後における店舗・商品の認知、集客、帰国後のリピーター確保まで一連の購買プロセスを整備し購買需要取り込みに資するサービスを提供するとともに、POSレジシステムとの連携による店舗オペレーションの負荷軽減、これらに付帯するプロモーション機能やスマホマルチ決済サービスとしてPayBを含め新たな決済サービス等を提供していく予定だ。