2010年10月7日18:11
オリエントコーポレーション(オリコ)は、テーオーシー(TOC)が運営する横浜みなとみらい地区にある大型商業施設「コレットマーレ」にMasterCardが世界で展開する非接触ICクレジット「PayPass」決済が可能なリーダライタを総店舗数127店中122店に設置し、10月8日から利用を開始すると発表した。
MasterCard PayPassは、スピーディーな決済が要求されるファーストフードやドラッグストア向けにMasterCardが開発したIC技術を用いた非接触型決済ソリューションで、2010年6月末現在、世界では7,800万枚以上のPayPassカードが発行されている。利用可能な店舗は24万5,000を超え、日本のほか、米国やカナダ、イギリス、フランス、イタリア、スイス、スペイン、中国、韓国、台湾など、36カ国で実証試験や導入が行われているという。
また、PayPassは、NFC(Near Field Communication)においても決済アプリケーションとして採用されており、NFC対応携帯電話やNFC対応決済端末の普及により、PayPass決済の需要拡大が見込まれている。
オリコはMasterCardと共に、4月22日にKDDIが発表したNFC携帯電話の実証実験パートナー企業として参加を表明している(関連記事)。オリコは、NFC携帯電話によるPayPassの発行とアクワイアリング業務を実施し、すでに利用できる加盟店と合わせると約300店舗でPayPassが利用が可能となり、国内最大のアクワイアラとなる。また、年内にはNFC携帯電話によるPayPassの発行も予定しており、クレジット決済機能だけでなく、さまざまなアプリケーションと組み合わせて顧客の利便性向上を図るという。