2018年10月23日18:39
大日本印刷(DNP)は、さまざまな決済手段に対応できる「DNPマルチペイメントサービス」の機能を拡張し、2019年3月までに各種QR/バーコード決済に対応すると発表した。同社では、5種類のサービスへの対応を予定する。
「DNPマルチペイメントサービス」は、加盟店のPOSや決済端末にクレジットカード情報を保持させることなく、セキュアな環境でさまざまな決済手段を利用できる。今回、QR/バーコード決済での実績を持つ日本ユニシスグループのキャナルペイメントサービスとシステム連携を行い、将来的に同社の決済サービスの全ラインナップを提供していく予定だ。
同機能拡張により、流通・小売、飲食店等の店舗では、個々の決済サービス事業者との回線接続を行わなくても、クレジットや電子マネー、共通ポイントサービスに加えて、各種QR/バーコード決済への対応が可能になる。カードやスマートフォンなど特定の媒体に捉われない決済が可能で、顧客のニーズに合わせた支払い手段が導入できる。
同機能の採用第一弾として、今冬に全国の丸善ジュンク堂書店にてQR/バーコード決済サービスを導入することが決定している。
DNPでは、「DNPマルチペイメントサービス」の決済サービスに加えて、決済データなどを活用したマーケティング施策などを金融機関や流通・小売業等に提供し、2020年度までに累計20億円の売上を目指す。