2022年4月22日15:56
大日本印刷(DNP)は、2022年4月に、さまざまな決済や共通ポイントなどに対応するクラウド型の「DNPマルチペイメントサービス」を、自動券売機メーカーのNECマグナスコミュニケーションズ(以下:NECマグナス)に提供したと発表した。
同サービスは、クレジットカード・電子マネー・二次元コード・バーコード等の決済サービスや、複数の企業や店舗等で利用できる共通ポイントサービス等をワンストップで提供する。今回、同サービスの強みの1つである共通ポイントゲートウェイが評価され、飲食店等に設置されているNECマグナス製の券売機(MP-T433・MP-CL400)に導入され、dポイントが利用可能となった。
「DNPマルチペイメントサービス」は、共通ポイントゲートウェイの標準仕様として、dポイント・Pontaポイント・楽天ポイントの3つのブランドの共通ポイントに対応している。さまざまな業態の店舗等で決済時に汎用的に利用できる共通ポイントサービスをワンストップで導入することが可能だ。
また、決済やポイント等の顧客ID(identification:識別)情報とカード番号を連動させて、 「DNPマルチペイメントサービス」のセンターで保持・管理する。店舗ではスマートフォンのアプリで顧客IDを二次元コード表示して対面でクレジット決済を行うことなども可能で、クレジットカードを何度も提示する必要がないという。また、ECサイト等での非対面の決済では、2回目以降の利用時にカード番号を入力する必要がなくなり、生活者の利便性向上や会計の迅速化につながるとしている。
なお、DNPマルチペイメントサービスの端末には、「POS連動型」「スタンドアロン型」「自動精算機組み込み型」の3種がある。セルフやセミセルフのレジや無人精算機にも対応することで、機器の前での顧客の滞留を防止し、密になる状況を避けることにもつながる。また、屋外での設置も可能だ。
DNPは、今後共通ポイントサービスの利用拡大を見込む小売・流通業、飲食業界を中心に、「DNPマルチペイメントサービス」の導入を推進するという。
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ペイメントナビ編集部
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