2018年10月26日7:00
富士通と富士通フロンテックは、手ぶら取引など将来的な機能拡張に対応したATMの新製品「FACT-V X180NS」を2018年10月25日より提供開始すると発表した。同製品は、現行の「FACT-V X100」の後継モデルとして、省スペース化にも対応する。 価格はオープンで、今後3年間で5,000台の販売を目指す。
同製品は、駅や小売店舗などでのATM設置ニーズにあわせ、現行のフル機能搭載モデル(FACT-V X200)と比べ48%の省スペース設計でありながら、同等の紙幣処理性能を実現している。また、オプション機能として各種NFC機能に対応し、将来的には手のひら静脈認証の搭載を予定するなど、カードレス取引への対応が可能となる。これにより金融関連企業は、ATM設置拠点の拡大と、利便性向上による利用促進や店舗への集客向上を図ることが可能だ。
なお、10月31日より、イオン銀行やイオングループのまいばすけっとが運営する食品スーパー「まいばすけっと」ほか、全国約50店舗で順次本製品の運用を開始する。