2017年4月7日14:12
富士通と富士通フロンテックは、両社が提供する手のひら静脈認証装置「FUJITSU 生体認証 PalmSecure-SL(パームセキュア エスエル)」が、NTT西日本に採用されたと発表した。2016年8月から順次導入が始まり、1万1,300台で稼働している。
NTT西日本では、業務端末で利用する認証方式を、従来のICカードおよび指紋認証から静脈認証に変更することにより、セキュリティの強化や従業員の利便性向上、運用コストの削減などを実現しているという。システムログインで手のひら静脈認証を利用する事例としては、国内最大級の規模となる。
なお、手のひら静脈認証技術は、ATMや入退室管理システムなど、個人認証が重要とされる場面で利用されており、国内外で累計77万台を出荷し、世界約60カ国で7,000万人以上の利用実績があるという。