2019年3月25日8:00
株式会社ふくおかフィナンシャルグループ(以下、FFG)傘下の福岡銀行・熊本銀行・親和銀行が提供するロイヤルティプログラム「マイバンク」が、今春、「mybank+(マイバンクプラス)」としてリニューアルする。この一環として力を入れているのが、FFG傘下のiBankマーケティング株式会社(以下、iBankマーケティング)が運営するポイントサービス「myCoin(マイコイン)」の交換先の拡充だ。iBankマーケティングでは、ポイント交換プラットフォーム「ポイント・コンセント」を提供するジー・プランとの連携により、「マイコイン」のポイント交換先として、NTTドコモの「dポイント」、およびJR九州の「JRキューポ」への交換を3月18日から開始した。4月からは、「Oki Dokiポイント」と「ワールドプレゼント」が「マイコイン」へ交換可能なポイントとして追加されるが、「ポイント・コンセント」により、各事業者とのスムーズな接続を実現したという。(提供 ジー・プラン株式会社)
さらなる利用促進に向けてポイント交換先を拡充
「OkiDokiポイント」「ワールドプレゼント」から「マイコイン」へ交換可能に
福岡銀行、熊本銀行、親和銀行がこれまで提供してきたロイヤルティプログラム、ポイントくらぶ「マイバンク」が、2019年4月、マイレージサービス「mybank+(マイバンクプラス)」として生まれ変わる。従来のマイバンクでは、取引状況から毎月末に判定されるステージに応じて、銀行ATM時間外手数料無料、コンビニATM利用手数料無料などの各種特典を提供してきたが、これにプラスして、「マイコイン」を活用したマイレージサービスを導入する。毎月の給与・年金の受取、デビットカードの利用、決済アプリ「YOKA!Pay」の利用、住宅ローンの返済、投資信託の購入などに応じて「マイコイン」を提供し、ステージ特典とマイレージ型のポイントサービスが融合したプログラムにリニューアルする。
貯まった「マイコイン」は、FFGの取引先企業を中心とした地域特産品100品目超がラインナップされた「FFGギフトコレクション」の商品と交換できるほか、銀行公式のスマートフォン専用アプリ「Wallet+(ウォレットプラス)」を通じて貯蓄口座へのキャッシュバック、他社ポイントとの交換が可能。サービスリニューアルにより、銀行取引の継続・拡大につなげるとともに、地方銀行の使命でもある地域経済活性化への貢献度合いをより高めていきたい考えだ。
これまで交換できる他社ポイントはTポイント、Ponta、nimocaポイントの3種類だったが、今回のサービスリニューアルを機に、より幅広い層のニーズに応えるべく、拡大を急いでいる。すでにNTTドコモの「dポイント」、JR九州の「JRキューポ」との提携が決定し、3月18日にスタート。並行して複数社との交渉を進めており、順次対応を開始する予定。また、JCBの「OkiDokiポイント」とVJAグループの「ワールドプレゼント」から「マイコイン」への交換が4月より可能になる予定だ(福岡銀行・FFGカードが発行するクレジットカードが対象)。
「ポイント・コンセント」活用のメリットとは?
シングルインターフェースで複数企業とのポイント交換が可能に
これらのポイント交換・提携をサポートしているのが、ポイント交換プラットフォーム「ポイント・コンセント」を運用するジー・プランだ。「ポイント・コンセント」は、シングルインターフェースで複数企業とのポイント交換を実現するためのプラットフォームサービス。ポイント交換・提携には、提携交渉、システム構築、データ運用、精算、そして実運用に至ってからの利用促進など、数々のプロセスが必要だ。「ポイント・コンセント」は、これらの業務をワンストップで提供する、正に“コンセント”の役割を担う。
「マイバンク」をリニューアルするに当たり、FFGでは、「マイコイン」のポイント交換先を一気に6~7種類追加したいと考えた。これまで「マイコイン」は、「ウォレットプラス」を積極的に利用する、若年層をメインの顧客層としてきたが、マイバンクプラスとの連携により、今後はスマホを持たない層や高年齢層を含む幅広い顧客に向けて付与されることになる。「マイバンクプラスの”プラス”には、従来のマイバンクにマイレージサービスが追加されるという意味だけでなく、お客さまが特典を自由に選べるサービスへの進化を表しています。従来のマイバンクでは、ステージごと一律の特典提供しかできませんでしたが、マイバンクプラスでは、トランザクションに応じてマイコインが貯まり、貯まったマイコインはお客さまの好きな商品等に交換することができます。お客さまの多様なニーズに応えるためには、マイコインの利用メニュー拡充が必要と考えました」と、ふくおかフィナンシャルグループ 営業統括部 マーケティング企画グループ 甲斐 義孝氏はリニューアルの経緯を述べる。
iBankマーケティングではシステム開発や業務の負荷を大幅に軽減
各地域に根差したポイントサービスとの連携も視野に
この要望をかなえるために、「マイコイン」を運用するiBankマーケティングが選択したのが、ジー・プランの「ポイント・コンセント」だった。iBankマーケティング 坂本宏貴氏は、「われわれは、自社でのシステム開発によって、各ポイント事業者と個別に接続した経験を持っています。これには相応の時間とコストがかかることがわかっていましたので、短期間に提携先を増やすためには、専門の事業者と組む必要があると判断しました」と口にする。
ポイント中継を手がける複数の事業者の中からジー・プランを選んだ理由の1つは、プラットフォーム型のソリューションである「ポイント・コンセント」の使い勝手の良さだとした。ジー・プランでは「Gポイント」という独自のポイント交換サービスも運用しているが、「マイバンクプラス」では、顧客は「Gポイント」を経由することなく、「マイコイン」を入手したいポイントと直接交換することができる。また、「ポイント・コンセント」は220以上の接続実績があり、FFGが接続を望んでいる提携サービスをカバーしていることも決め手となった。
坂本氏は、「『ポイント・コンセント』を活用することによって、システム開発や業務の負荷を大幅に軽減することができました」と笑顔を見せる。「ウォレットプラスは既に導入いただいている沖縄銀行様を含め、地方銀行様との協業を推進しています。豊富な接続実績と専門ノウハウを持つジー・プランさんには、各地域に根差したポイントサービスと新たな提携を組む際などにも、力になっていただけるものと、大いに期待しています」と語った。
■お問い合わせ先
ジー・プラン株式会社
〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-4
品川シーサイドパークタワー3F
URL:https://www.gpoint.co.jp/company/
E-Mail:pr@g-plan.net