2019年7月12日9:00
毎年約4兆ドル(440兆円)が銀行から盗まれ、資金洗浄されている。この衝撃的な数字を、既存の技術で減らすことはむずかしい。
ここにチャレンジしている企業のひとつがフィンテックのブレクウェン(Bleckwen)である。本社はパリ北西部のピュトー、2016年にErcom内に設立され、2019年にスピンアウトした。
ブレクウェンは、銀行や金融テクノロジー企業向けの不正検知と不正防止システムを開発しているサイバーセキュリティ会社。AIや機械学習を活用した行動分析プラットフォームを提供している。
プッシュ支払いのような異常や、ソーシャルエンジニアリングを含むリアルタイム詐欺の発見。クライアントのデータベースと統合して、不正なクレジットや保険申し込みの阻止。これらもブレクウェンは可能にした。