2010年11月4日17:40
インターネット上で国際航空券を販売するエアプラスと三井住友カードは業務提携し2011年1月から、「enaイーナドットトラベル」にて取り扱う国際航空券を銀聯カードで決済できるサービスを開始すると発表した。
enaイーナドットトラベルでは、インターネット上で国際航空券を安価に販売できる自動販売機のようなサービスを展開している。最近では日本人だけでなく、日本に滞在する外国人の利用も増えているという。とりわけ中国籍ユーザーの利用増加が目立ち、10月現在のエアプラスの全送客数に占める中国籍ユーザーの割合は、昨年よりも1ポイント以上増えている。
今回の羽田空港国際化により、アジア諸国との往来がますます活発になると予想されることから、enaイーナドットトラベルでは日本に滞在する中国人の顧客を対象に、中国国内では最もポピュラーな決済手段と言える銀聯カード決済の導入を決定した。これにより、留学やビジネスなどで日本に滞在する中国人の利便性が向上し、さらなる利用増加が期待できるという。
三井住友カードは、2008年にインターネット決済業務において中国銀聯と提携。日本のECサイト加盟店に対し銀聯決済サービスの導入を推進している。今回のエアプラスとの提携は、SBIベリトランスが運営するECモール「佰宜杰.comにおいて推進する銀聯ネット決済スキームを、加盟店が自社のサイト上へ展開しサービスを提供する事例であり、旅行業界では初となる。