2019年9月5日19 :36
AIベンチャーのグルーヴノーツは、ジェーシービー(JCB)がクラウドAIサービス「MAGELLAN BLOCKS」(マゼランブロックス)を採用し、同社のコールセンターにおけるテレマーケティング業務において本番運用がスタートしたと発表した。
グルーヴノーツが開発・提供する「MAGELLAN BLOCKS」は、独自の機械学習・深層学習と量子コンピュータ技術を活用して、高精度な未来予測から組合せ最適化までを実現するクラウドサービスとなる。
JCBでは、 損害保険の加入案内や生命保険の販売など、保険商品のテレマーケティング業務(アウトバウンド)において、「MAGELLAN BLOCKS」の本格運用を開始する。保険への加入を勧めるアウトバウンドコールにおいて、クレジットカードの利用実績や利用者の年代・性別等件から成約に至る可能性の高い見込み顧客をAIで予測することで、架電の省力化や保険加入を希望する人への最適なタイミングでのアプローチを目指す。
同取り組みは、すでにPoCにて、人的予測と比較して約2倍となる高精度化に成功している。これによって、約9割もの高成約率を維持したまま、アウトバンドコールの削減、かかる架電コストの半減を見込むことができるとしている。
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ペイメントナビ編集部
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