クレジットカードの購買統計データをもとにAIで都市の状況を解析(JCB/グルーヴノーツ)

2020年10月6日6:20

ジェーシービー(JCB)は、グルーヴノーツと、「City as a Service(シティ・アズ・ア・サービス、CaaS)」のプラットフォーム構築に向けた実証実験を開始した。特定の個人を識別不可能にした購買統計データをもとにAIで解析を行い、都市の状況を可視化する「都市ダッシュボード(仮称)」の提供に向けた準備を進めていくそうだ。

JCBとグルーヴノーツは、2020年3月に、社会課題の解決に向けたデータの有効活用と都市の最適化を目的に「City as a Service」の実現を目指し、JCBの購買統計データ活用に関する基本合意書を締結した。提携後、さまざまな切り口で購買統計データの活用・分析に関する検討を行い、このほど、「都市ダッシュボード(仮称)」という方式での価値提供によって、社会課題の解決を果たせる可能性を感じ、実用化検討を目的に、プライバシーを保護した形でJCBカード決済情報を加工した「匿名加工情報」を用いた、実証実験を開始することを決定したという。

なお、「都市ダッシュボード(仮称)」は、購買統計データとその他データを組み合わせてAIや量子コンピュータで解析を行うことで、都市の状況を可視化する独自のサービスだ。地区の現状を客観的に正しく把握できるようになることで、国内の観光需要回復の支援に努める自治体や地域活性化に取り組む事業者等において、効果的な仮説立案や取組判断が行えるようになるとしている。

City as a Service「都市ダッシュボード(仮称)」イメージ(JCB/グルーヴノーツ)

同実証実験においては、複数の都市を対象に、JCBの購買統計データを用いた「都市ダッシュボード(仮称)」の開発に取り組む。当該都市の自治体や関係団体・事業者と協働し、活用方法の検証や提供機能のブラッシュアップ等を行いながら、「都市ダッシュボード(仮称)」を用いたサービスの公開を目指す。

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ペイメントナビ編集部

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