2019年12月18日8:40
新生銀行とアプラス、およびUSEN-NEXT HOLDINGS(USEN-NEXT HD)は、2020年1月を目途に設立する共同出資会社(USEN-NEXTフィナンシャル)を通じて共同で金融事業を立ち上げることに合意したと発表した。
USEN-NEXT GROUPが進める店舗総合支援サービスへの取り組みと、新生銀行グループが掲げる外部パートナーとの協業による価値共創の取り組みを融合することにより、USEN-NEXT GROUPの顧客に対する金融サービスを通じたさらなる利便性向上と新たな価値の提供を目指す。
新会社は、IoTプラットフォームサービスや音楽配信サービスを提供するUSEN-NEXT GROUPの顧客である飲食店・美容院・各種小売店等の小規模事業者(Micro and Small Enterprise、以下MSE)向けに、金融サービスに関するノウハウを有するアプラスの支援のもと、ビジネスクレジット(割賦)、ベンダーリース、事業用クレジットカード、レンディング等、各金融サービスを提供することを目的としている。これら各種金融サービスを提供することにより、新規開業者や既存事業者に対してUSEN-NEXT GROUPが提供するさまざまな商品の導入を支援するという。
将来的には、同共同事業を通じて獲得したデータやノウハウを活用して競争力のある金融サービスの開発・提供を行うことを検討しており、スコアリングモデル「U-Score」を開発し、MSE向けファイナンス市場におけるシェア拡大を図り、USEN-NEXT GROUPの経済圏を構築していきたいとしている。また、一部の業務において、Fintech企業であるクレジットエンジンの技術も活用する。
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ペイメントナビ編集部
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