2020年5月8日15:36
小田急百貨店は、中国上海に拠点を置くベンチャー企業「上海橙感信息科技有限公司(チェンガン)」が提供する、 同企業のWeChatミニプログラム「橙感(チェンガン)」を通じて、 中国向け越境EC事業を2020年5月13日より開始すると発表した。
対応する決済方法は、WeChat Pay、銀聯、クレジットカードなどとなる。配送地域は中国全土で、アクセサリー、アパレル、服飾雑貨、化粧品、リビング雑貨等を販売する。
越境EC事業開始後の数カ月間は、2020年度中を予定する本格稼働までのテストマーケティング期間と位置づけ、アクセサリーや服飾雑貨、化粧品等を一定期間で入れ替え、顧客動向を見定めることで、本格稼働時の商品展開に反映するという。
商品展開する「チェンガン」の最大の特徴は、同社が“ホンモノ保証“と掲げる、ブロックチェーンを活用した、サイト展開全商品の追跡履歴を確認可能とした仕組みであり、その仕組みと国内有数の商業地である新宿に本店を構える同社の信用度、さらにインバウンド客の声をふまえた商品展開等を組み合わせることで、高感度化する中国人女性の購買心理に応えるとしている。
越境EC事業への参入は、将来的な「チェンガン」を通じた同社への認知度向上によるインバウンド誘引および、新宿店での効果的なプロモーションを実施し「チェンガン」の会員獲得等、相互の狙いが合致したこと、ローコストオペレーションの確立により、売上高の拡大に伴い新たな収益源になり得るとの判断によるものだ。本格稼動後は「チェンガン」の会員増とともに同社ゾーンの売上拡大を図るべく、顧客ニーズを見極めた商品展開を図っていきたいとした。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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