2020年6月10日11:10
クレジットカードの不正対策ソリューションを提供するアクルは、アパレルなどの物販やデジタルコンテンツ、CtoCプラットフォームなどを展開するECサイト運営事業者向けのクレジットカード不正防止サービス「ASUKA for Ecommerce」を正式に提供を開始すると発表した。ECサイト運営事業者は同サービスを導入することにより、顧客利便性を損なうことなく、クレジットカード不正利用・チャージバックを効果的に低減することが可能になる。
「ASUKA」はECサイト上で不正なユーザーを判別しリアルタイムに排除できるサービスだ。具体的には、購入者がクレジットカード決済する際にリアルタイムに当社がリスクを判定し認証を行うという。これにより、従来の不正利用防止策で課題とされていたコンバージョン率の低下(いわゆるカゴ落ち)やホワイトユーザー(真正な購入者)の巻き込みをすることなく、クレジットカードの不正利用を防止できるようになる。
「ASUKA」は2018年12月より「ASUKA for Travel」として旅行業種のクレジットカード加盟店向けに提供を開始しており、大手旅行業種のクレジットカード加盟店に導入されている。並行して物販、デジタルコンテンツ、CtoCプラットフォーム業種のカード加盟店向けにも相談や要望のあった場合にのみ、限定的に「ASUKA」を提供してきた。不正利用のトレンドなどのノウハウが蓄積されたことと、旅行業界に限らず不正利用防止策に対するニーズが高まっているため、「ASUKA for Ecommerce」として2020年より正式に提供を開始した。
なお、ASUKAは、旅行業界においてANAセールス、エアトリ、星野リゾート、タイムデザイン、日本ホテルなど、アパレルにおいてストライプインターナショナル、TSIホールディングス、アーバンリサーチ、PAL、WEGOなど、その他ECサイトでは日本赤十字社、タカラトミー、ローソンエンタテイメント、ココカラファインなどが採用している。