2020年6月19日9:00
米国の経済動向を正式判定する全米経済研究所(NBER)は、2020年2月から景気の後退期に突入したと発表した。NBERはケンブリッジに拠点を置く100年の歴史を持つ超党派の非営利団体。
米国では雇用と生産で前例のない減少となっている。「例えこの景気後退が短期であったとしても、リセッションに突入したと指定することは妥当だ」とNBERは述べている。
NBERはリセッションを「経済全体に広がる経済活動の著しい低下」と定義づけている。通常は生産、雇用、その他の指標で目にみえる減少をいう。