2020年7月2日8:00
三菱UFJ銀行は、VisaやJCB加盟店で利用できる三菱UFJデビットを展開している。同サービスでは、非接触決済など、モバイル対応にも積極的に取り組んでいる。
20代を中心とした若い世代が多く利用
――デビットカード現在までの成果についてご説明ください。
三菱UFJ銀行:2013年に三菱UFJ-VISAデビットを発行開始。さらにお客さまのニーズ・要望に応える形で、2017年には三菱UFJ-JCBデビットの取り扱いも開始し、幅広いお客さまにご利用いただいております。
また昨年10月から実施中のキャッシュレス・消費者還元事業や、昨今のコロナウイルス感染事情により政府が示している「新しい生活様式」にてキャッシュレス決済が推奨されています。
さらにキャッシュレスニーズが高まっている中、弊行では、2020年7月から三菱UFJデビットを年会費無料とし、ますます幅広いお客さまにデビットカードをご利用いただけるように取り組んでまいります。
――利用者の年代についてはいかがでしょうか?
三菱UFJ銀行:口座を開設される際に同時にお申し込みいただくケースが多いため、20代を中心とした若い世代のお客さまに多くご利用いただいています。
ご利用限度額が口座残高の範囲内であり、ご自身でご利用限度額の設定も可能ですので、使いすぎの心配もないため、初めてカードをご利用になられるお客さまにも安心してご利用いただくことができます。
また、海外ATMで現地通貨の引き出しもできるので、海外渡航時にお持ちいただくケースもあります。
インターネットショッピングやスーパーマーケットで多く利用される
――利用者の多い加盟店の傾向はございますか?
三菱UFJ銀行:大手通信販売加盟店を中心とした、インターネットショッピングで最も多くご利用いただいています。
また、食品スーパー・食料品店での利用も多く、従来現金での決済が中心だった業種においても、デビットカードでの決済の割合が増加しており、日常生活での支払いシーンにおいて現金の代わりにデビットカードをお使いいただいております。
直近では、コロナ情勢の影響もあり、ネットショッピング等の非対面でのご利用ニーズがさらに高まっております。
「MUFG Wallet」がJCBデビットとデジタルPontaカードに対応開始
――モバイル決済への対応への対応についてご説明ください。
三菱UFJ銀行:デビットカードは「カード不要」「かざすだけのカンタン決済」である非接触決済に柔軟に対応し、お客さまにスムーズかつ便利にお買い物ができるようサービスの幅を広げております。
[直近での対応事例]
・2018年9月 Visa社が提供するタッチ決済機能に対応を開始
・2018年10月 JCBデビットがGoogle Payに対応を開始
・2019年10月 当行独自のWalletサービス「MUFG Wallet*」をリリース。VISAデビットに対応
・2019年11月 VISAデビットがGoogle Payに対応を開始
・2020年3月 JCBデビットがApple Payに対応を開始
・2020年6月 「MUFG Wallet」がJCBデビットとデジタルPontaカードへの対応を開始
*MUFG Walletとは
アプリをダウンロードし、カード情報を登録すると、スマートフォンを加盟店設置のカードリーダーにかざすだけでお支払いができるサービスです。将来的には、バーコード決済にも対応し、実際のお財布に入っているさまざまなカード類を本アプリに登録できる、利便性の高い「Wallet」サービスを目指しております。
【利用できるタッチ決済・モバイル決済】
ブランド |
MUFG Wallet* |
Apple Pay |
Google Pay |
Garmin Pay |
カード タッチ決済 |
Visa |
〇 |
× |
〇 |
〇 |
〇 |
JCB |
〇 |
〇 |
〇 |
× |
× |
簡単・便利なモバイル決済の訴求をさらに強化へ
――稼働率アップに向けた取り組みや今後の目標についてご説明ください。
三菱UFJ銀行:コロナ情勢下において、政府が推奨する「新しい生活様式」においても、キャッシュレス決済が推奨されています。デビットカードをより「簡単・便利」にご利用いただくため、上記のモバイル決済の訴求を従来よりも強化してまいります。
現在実施中の利用促進施策として、新規ご入会から翌月末までに3回かつ1万円以上ご利用いただくと、もれなく1,000円プレゼント、を実施中です。またJCB・Visaの各ブランド会社が主催するキャンペーンも対象とし、利用促進を図っております。
今後としては、より利用促進を重視したキャンペーンを企画、実施していく予定です。