2022年11月2日7:10
ダイナミックマップ基盤(DMP)、および、三菱UFJ銀行は、DMPの高精度3次元空間データと金融ソリューションを組み合わせた次世代の新たな事業の創出を目的に、合弁会社「株式会社DMP Axyz」を設立した。
合弁会社では、DMPが整備・保有する高精度3次元空間データをベースに、三菱UFJ銀行が提供するさまざまなファイナンス・決済などを組み合わせたパッケージ商品の企画・開発・販売を行う。
まずは第一号案件として、DMPが自動運転向けに整備する高精度3次元地図データ(HDマップ)を基に開発する、除雪支援システムの事業化に取り組む。除雪作業は熟練の作業員に依存している場合が多く、作業員の高齢化も進む中で持続可能な体制整備が喫緊の課題となっていたが、同システムの利用によりデータに基づいた安全かつ効率的な除雪が可能となるそうだ。また、三菱UFJ銀行の取引先ネットワークやファイナンス機能を活用することで、幅広く利用される事業を目指すという。
そのほかにも、車両の正確な走行距離情報などに応じた決済機能の開発など、DMPのHDマップと三菱UFJ銀行の金融に関するノウハウを掛け合わせた新たな金融サービスについても検討を進めている。また、合弁会社では、DMPと三菱UFJ銀行に限らず、さまざまなパートナー企業と連携し、カーボンニュートラルや少子高齢化など社会課題の解決に資する新たな技術・サービスの創出にも取り組んでいく。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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