2024年7月7日14:30
ツクルバは、三菱UFJ銀行と、三菱UFJ銀行が提供を開始したBaaS事業における汎用金融アプリケーション「& BANK」について、ツクルバが展開する中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」との連携に向け、協議を開始したと発表した。クラウドサービスを活用した住まいに関する金融DXの強化を目指す。
ツクルバと三菱UFJ銀行は、中古リノベ住宅の売買におけるDXを通じた新たな金融サービスの企画開発を目的として、2024年3月15日から業務提携に向けた協議を行っていた。
三菱UFJ銀行は、2022年より、決済や 口座開設、資産運用サービスなどを外部企業と連携して提供するBaaS事業を進め、このほど一般的なネットバンキング機能を備えたアプリを外部企業へ提供する基盤「& BANK」の開発目途がついたことを発表した。不動産、エンターテインメント、インフラなど、金融・フィンテックの範囲に留まらない多様な外部企業のサービスとの連携を通じ、提携企業のブランドイメージに合わせたカスタマイズや情報発信、提携企業の商流に組み込まれた多様な金融サービスの提供が可能になる。
ツクルバは、ITを活用した中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を展開しており、オンラインで46万人超(2024年2月時点)のユーザーが登録している。1度きりの住宅売買支援ではなく、オンラインで顧客とつながり続けて、「購入」「リノベーション」「居住中のメンテナンス」「売却や住み替え」と顧客サービスを提供し続け、新しい時代において生活の豊かさや理想のライフスタイルの実現を長期的に叶えるパートナーになっていく構想を持っている。
同協議開始により、カウカモが有する会員基盤や住宅流通プラットフォームと三菱UFJ銀行の汎用BaaS基盤を連携させることで、住まいに関する金融DXの強化を実現し、新たな顧客体験の提供を目指すという。
今回協議を開始する汎用BaaS基盤とカウカモの連携による新たな顧客体験の創出に加え、住宅二次流通事業におけるその他新規プロジェクトなども検討し、両社は住まいの売買などに関する不安や不便を解消し、誰もが個性豊かな暮らし方・生き方を実現できる社会を共に目指す。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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