2010年12月8日9:00
米個人信用情報機関のトランスユニオンによると、クレジットカードの延滞率が1999年レベルに減少した。
2010年第3四半期の90日以上の延滞率は0.83%という低水準になった。これは前年同期比から9.8%も低下したことになる。
年率に直すとクレジットカード延滞率は24.6%の減少。大幅なポートフォリオの改善が進んでいる。
延滞率が最高の州はネバダで1.28%、ついでフロリダの1.09%、ミシシッピが1.06%とつづく。逆にもっとも延滞率が低かったのはノースダコタで0.48%、ついでサウスダコタの0.53%となっている。
背景には、やはり景気低迷によるクレジットカードの利用減少があげられる。トランスユニオンによると、過去1年間に約800万人の消費者が、銀行発行の汎用クレジットカードの利用をストップしたという。
ちなみに2009年の汎用カード非保有者数は7,000万人を超えている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。