2020年9月25日9:44
eギフトプラットフォーム事業を展開するギフティは、 地域の課題を解決し活性化するプラットフォーム「Welcome ! STAMP」の機能の1つで、地域で発行・利用可能な商品券を電子化し流通させるソリューション「e街ギフト」を、岡山県瀬戸内市が実施する「瀬戸内市プレミアム付電子旅行商品券発行事業」に提供し、2020年10月1日より、瀬戸内市内の宿泊施設・飲食店等の加盟店で利用できるプレミアム率25%のバリアブル型電子クーポン「瀬戸内市プレミアムe街ギフト」の発行を開始すると発表した。なお、同取り組みは、 2019年11月より、ふるさと納税の返礼品として提供を開始した「e街ギフト」の仕組みを流用しプレミアム付旅行商品券として発行するものだ。近畿日本ツーリスト中国四国岡山支店と連携のもと、J&Jギフトと共同で「瀬戸内市プレミアムe街ギフト」を電子化し発行する運用基盤として「e街ギフト」の提供を行っている。
瀬戸内市では、新型コロナウィルスの影響を受けている市内の観光関連事業者への支援の一環として、市内宿泊施設・飲食店等で利用できるプレミアム付き電子旅行商品券「瀬戸内市プレミアムe街ギフト」の発行に取り組んでおり、同旅行商品券を電子化し流通させるプラットフォームとして「e街ギフト」を採用したそうだ。瀬戸内市においては、2019年11月から、ふるさと納税の返礼品として「e街ギフト」を導入しており、今回の取り組みは、 先に導入をいただいた「e街ギフト」の仕組みを異なる発行目的のもと流用するものであり、加盟店のオペレーションおよび事業コストの最小化を可能としたサスティナブルな事業モデルとなる。
瀬戸内市が発行する「瀬戸内市プレミアムe街ギフト」は、2020年10月1日から購入が可能なプレミアム率25%のバリアブル型の電子旅行商品券となる。「瀬戸内市プレミアムe街ギフト」の購入を希望者は、専用ウェブサイトから必要事項を入力して申し込み、クレジットカード決済により購入できる。その後、登録したメールアドレスに届くURLから購入済みの「瀬戸内市プレミアムe街ギフト」にアクセス可能だ。券種は、5,000円(負担額4,000円)と1万円(負担額8,000円)の2種類で、一人につき6万円分(プレミアム額込)まで購入できる。申込時に、氏名、居住都道府県、携帯電話番号、メールアドレス等を入力して本人確認を行うため、一人当たりの購入金額を制限することが可能だという。なお、発行および利用期間は、2020年10月1日~2021年2月28日の間で、発行総額1億円(予定)に達した段階で販売終了となる。
「瀬戸内市プレミアムe街ギフト」は、 購入後即時に瀬戸内市の加盟店88施設(2020年9月24日時点)で、会計時に1円単位で利用が可能だ。利用方法は、加盟店にスマートフォンを持参し、「瀬戸内市プレミアムe街ギフト」の画面を開き利用したい金額を入力、会計時に提示することで、宿泊および飲食券金額に相当する商品やサービスを受け取ることが可能となる。加盟店での運用として、会計時にスマートフォンに表示された「瀬戸内市プレミアムe街ギフト」の金額を確認し、券面に電子スタンプ「giftee STAMP」を押印、「決済する」ボタンをタッチすると利用が完了する。「giftee STAMP」の押印時に「消し込み」処理が行われ、 そのタイミングで利用済みとして認識されるため、 再利用等の不正利用を防ぐことができる。
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ペイメントナビ編集部
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