2011年6月29日8:51
MONETは、サーバ暗号化ソフトウェア「File Protector Volume Encryption(FPVE)」の Windows Server 2008版をリリースした。FPVEは、管理者権限とは別のFPVE専用権限で情報を管理する。FPVE権限で情報を保護することで、情報漏えいの大きな要因となっているシステム管理者からの内部漏えいを防ぐという。
FPVE権限は、暗号鍵をベースにしたセキュリティ・ポリシーの形になっているアクセスコントロール権限で、たとえ管理者権限を持っていても、セキュリティ・ポリシーで許可がなければ、保護されたデータにアクセスはできない。また、ボリューム/パーティション単位の暗号化機能を導入することで、重要データを常時暗号化して、OSのファイルアクセス層を経由しない不正なアクセスからデータを保護すると同時に、セキュリティ・ポリシーで許可されたユーザー、プログラム、プロセスから暗号データに透過的にアクセスすることが可能だ。
FPVEはアクセスコントロールと暗号化目的だけでなく、個人情報保護、内部統制、PCI DSSなどの対策にも利用できる。同製品の保護対象は、ストレージ、SAN/NAS、データベース、バックアップ、Webサーバ、メールサーバ、CADを含むイメージデータをはじめ、ログの保護(改ざんされないログ)やメールアーカイブなども対象となる。MONETでは、IDC、eコマースサイト、官公庁分野などを販売ターゲットとしている。