2012年6月27日12:40
OKIコンサルティングソリューションズ(OCS)は、2012年6月27日、インターネットでのクレジット決済の本人認証を強化したサービスである3-Dセキュアに対応するMPI「ActiveMerchant(アクティブマーチャント)EnterpriseEdition」の携帯電話対応と、ActiveMerchantの最新バージョンとなる「バージョン4」の販売を開始すると発表した。
オンラインでのクレジットカード決済の不正使用被害の発生が増加する中、クレジットカード加盟店は、その対策として3-Dセキュアを導入しているが、これまでPCが中心で携帯電話を利用した決済への対応が求められていた。
今回、OCSはVisa、MasterCard、およびJCBが携帯電話向け3-Dセキュア認証サービスを開始したのを受け、ActiveMerchantを携帯電話でのサービスに対応させた。また、すでにActiveMerchantを導入済みのクレジットカード加盟店に対しては、携帯電話に対応するための技術サポートサービスを提供していくという。これにより、携帯電話を利用したオンライン・ショッピングでのクレジットカードのなりすまし使用をより確実に防ぐことができるようになり、消費者が安心して利用できるようにするとともに、加盟店における不正使用被害リスクを大幅に軽減することが可能となる。
同時にActiveMerchantの最新バージョンであるバージョン4をリリース。ペイメントカード業界のセキュリティ基準である「PCI DSS」へ対応し、セキュリティ基準への適合性を高め運用性を向上したという。
なお、携帯向け3-Dセキュア認証サービス対応のActiveMerchantの標準価格は100万円(税別)からとなり、2012年度は50社への販売を見込む。また、ActiveMerchantのバージョン4については、標準価格563万円(税別)からとなり、2012年度50社の導入を目標としている。