2020年11月12日18:06
パナソニック システムソリューションズ ジャパンは、自社オフィス全国13拠点50箇所、約1万5,000名の社員を対象に、顔認証による入退管理を運用開始した。同システムは、ディープラーニングを応用した顔認証技術を活用する「顔認証 入退セキュリティ&オフィス可視化システム KPAS(ケイパス)」を導入したもの。2020年3月より汐留本社で一部運用していたが、さらなる利便性・生産性向上を目指し、このほど全国の拠点へ運用拡大した。運用拡大に伴い、管理運営の効率化をはかるため、全国の拠点をサーバーで一元管理し、勤怠管理システムとのスムーズな連携も実現している。
登録者は、オフィスフロアの各部屋への入退室時に、壁掛けチェッカーの前に近づき、顔認証だけでドアの解錠を行うことができる。これにより、迅速かつ厳格なオフィス入退管理を実現するそうだ。
今回の運用では、まずすでに自社で管理している約1万5,000名の社員証ICカードの顔画像をシステムに一括で登録することで、登録作業の軽減をはかっている。その時、顔画像の品質を自動的にチェックし、登録後に正しく認証が出来ないなどの事象を未然に防ぐ工夫も行っているという。また、社員証ICカードを読み取り、新たに顔を撮影し、画像を即時に更新ができる、レジスター(登録端末)を設置し、より現場での運用の利便性を向上させた。さらに、社内の勤怠システムと連携させている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト