2020年11月26日17:00
Finatextホールディングスの子会社で証券事業を行うスマートプラスは、ANAグループにおいて顧客資産事業を担うANA Xと連携し、スマートフォン投資サービス「Wealth Wing(ウェルス ウィング)」の提供を開始したと発表した。なお「Wealth Wing」で提供するサービス上の仕組みは特許出願中だという。
同社は、事業者の利用者属性に合わせて柔軟な資産運用サービスを開発・提供できる証券サービスプラットフォーム「BaaS(Brokerage as a Service)」を有している。これまで若年層向けにSNSの中で株取引もできる「STREAM」や、クレディセゾンと共同でカード決済で株のつみたてができる「セゾンポケット」を開発した実績がある。
このほど提供を開始する「Wealth Wing」は、約3,600万人のANAマイレージクラブ会員(AMC会員)の資産運用ニーズに対応するスマートフォン投資サービスとなる。 AMC会員は資産運用の開始や継続利用でANAのマイルが付与されるが、 AMC会員ではない人でも利用できる。
「Wealth Wing」は、景況感とリスク把握の2つの質問に応えるだけで、その人の見立てに合わせた投資戦略(ポートフォリオ)を提案する。提案される戦略は全部で8つ備わっており、個人投資家自らの景況感を投資戦略に反映することが可能だ。
また、“基本的に”お任せ投資の「Wealth Wing」は、戦略の方針を維持しつつ自動でリバランスしながら市場平均を上回るリターンを目指すという。加えて、利用者自身でも運用戦略を機動的に変更できる。景況感が変わったと思えば、新たな景況感にフィットした戦略を自身で変更することができ、パフォーマンス向上を測ることも可能だ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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