2020年12月21日18:44
伊藤忠商事は、伊藤忠商事の100%子会社で給与前払いサービス事業を展開するマネーコミュニケーションズ(MCI)を通じて、従業員向けに前払い給与をMCIが即時に送金する「立替払い型プラン」の提供を開始すると発表した。
伊藤忠商事とMCIは、2019年にサービス名を「プリポケ」として、給与前払いサービス事業に参入した。伊藤忠グループが長年培った消費者向け金融サービスのノウハウやネットワークを活用した給与前払いスキームを構築し、現在では、約5万人の従業員向けにサービスを提供している。
今回、2020年3月27日に公表された給与前払いサービス事業に関する厚生労働省の見解を受けて、新たに「立替払い型プラン」の提供を開始した。同プランによって、導入企業による事前の資金準備と送金関連事務の煩雑さを軽減し、従業員に対しては、APIを活用したリアルタイム送金により必要な時に必要な資金を即時に提供することが可能となる。加えて、同社の資金調達力や、連結子会社であるGardiaの信用保証機能を活かし、サービス提供に係る原価を大幅に抑え、サービス利用料を1.5%で提供しているそうだ。
なお、伊藤忠商事は、リテール金融領域においてはポケットカードを中核として、Paidyをはじめとしたフィンテックベンチャーへの資本参画等により事業ポートフォリオを拡大しているという。
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ペイメントナビ編集部
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