2019年5月16日21:10
伊藤忠商事は、100%子会社で金融関連事業を営むマネーコミュニケーションズ(MCI)を通じて、給与前払いサービス事業に参入すると発表した。
給与前払いサービスとは、企業で働く社員が、スマートフォンアプリなどによる申込みで、特定の給料日を待たずにいつでも給与を受け取れるというサービスとなる。
MCIは、サービス名を「プリポケ(prepay pocket)」として、伊藤忠商事グループが長年培った消費者向け金融サービスのノウハウやネットワークを活用することにより、同様のサービスを提供する他社よりも導入負担が少なく、且つ安全・安心の給与前払いスキームを構築し、幅広い利用者に提供していきたいとしている。
また、事業展開にあたっては、コンセプトに賛同した全国の金融機関、伊藤忠商事グループでファイナンス事業を営むGLコネクトの出資行やパートナー企業との提携によって全国規模で導入企業の開拓を進め、地域経済の活性化にも資する取り組みとしていく。
第一弾の提携先として、大垣共立銀行、鹿児島銀行、荘内銀行、広島銀行、北都銀行をはじめとした各地域の有力金融機関(地方銀行計7行、1信用金庫)が決定、また、GMOあおぞらネット銀行とも提携を予定しており、今後も順次提携先を増やすそうだ。