2020年12月24日12:40
JR東日本と西武ホールディングス(西武HD)は、両社が持つ有形無形の資産を組み合わせた包括的な連携を行うと発表した。①新しい働き方・暮らし方の提案、②まちづくりに向けた長期的な連携、③沿線活性化に向けた連携の3つを軸として、包括的にさまざまな取組みを進める。
具体的には、ワーケーションの拡大として、JR東日本と西武HDのリソースを活用し、法人のお客さまに対して、ボランティア活動を取り入れたワーケーションを提案する。また、軽井沢プリンスホテルを会場とし、さまざまな業種への研修プランをそろえているJR東日本グループのJR東日本パーソネルサービスが研修メニューの構築を行う。たとえば、付加価値商品の提案では、JR東日本の新幹線における極上のプライベート空間「グランクラス」と、プリンスホテルの特別な客室を組み合わせたラグジュアリー志向の旅行プランを造成し、新たな付加価値商品を提案する。また、テレワーク拠点として、新たにプリンスホテルの各施設において、STATION WORK会員向けプランを展開し、2023年度1,000箇所の展開を目指す。さらに、2021年1月5日から、プリンスホテル各館で半日単位からリーズナブルな料金で利用可能なテレワークプランを提供する。そのほか、駅における完全個室空間として、JR東日本沿線に展開している「STATION BOOTH」を西武鉄道沿線駅にも展開を検討していく。
MaaSを活用したモビリティサービスでは、例えば、軽井沢を舞台とした「観光にも生活にも使っていただける地域の足づくり」や、JR東日本が2024年度頃のまちびらきを目指す「品川開発プロジェクト」と近隣の各プリンスホテルとの連携など、それぞれのエリアにふさわしい新たなサービスの提供を検討する。
また、SDGsや地方創生などをテーマとしたオープンイノベーション推進を今後、共同で実施する。さらに、フードロス削減を目的とした「レスキューデリ」を池袋エリアで来春実施予定だ。そのほか、傘のシェアリングサービス「アイカサ」を両社沿線への設置拡大に努める。
加えて、プリンスホテルが展開する「プリンス スマート イン 熱海」内の飲食店舗へTOUCH TO GOが開発した非対面オーダー決済端末「TTG-MONSTAR」を今後導入する。
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ペイメントナビ編集部
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