2021年2月8日14:00
三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)とシンプレクスの両社は、在宅勤務・在宅コンタクトセンター向け不正検知AIソリューション「Deep Percept for remote work(ディープパーセプト・フォー・リモートワーク)」の実証実験を2021年2月より開始すると発表した。MDISは、同ソリューションを2021年4月より金融機関を中心に展開していく予定だ。
コロナ禍によりリモートワークが推進され、新たな働き方として定着し始めた一方で、それによる情報漏洩リスクへの対策や新たなビジネスプロセスの構築が求められている。顧客の情報を扱う業務では、従業員によるスマートフォン等での業務画面の撮影や、従業員以外の第三者の閲覧による情報流出等への対策が課題となっていたという。
同ソリューションは、シンプレクスグループのAI企業であるDeep Perceptが開発したソリューションだ(特許出願中)。WEBカメラから得られる情報をAIが分析、情報漏洩を未然に検知するもので、端末利用者の本人確認や画面の盗撮・覗き見等を検知する。
今回、MDISは同ソリューションのニーズが高いと考えられる金融機関のコンタクトセンター業務を想定した環境で実証実験を行う。同実験を通じて、さまざまな作業環境の下でも同ソリューションが問題なく機能することを確認すると共に、同ソリューションを用いたサービスを提供する予定だ。
実験後は両社でプロモーション活動を行い、2021年4月より金融機関を中心に展開していく予定だ。
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ペイメントナビ編集部
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