2021年4月22日16:31
Mastercardは、オンラインでの買い物やネットバンキングに対する需要が高まる中、よりシームレスで安全なデジタル決済の選択肢を提供するため、最先端のパートナー企業とともにアジア太平洋地域でデジタル・ファースト・プログラムを強化すると発表した。
Mastercardによるデジタル・ファースト・プログラムでは、決済処理業者、 フィンテック、 決済カード発行金融機関、その他のMastercardのパートナー企業に向けてガイドラインを提供することで、Eコマース、ネットバンキング、コンタクトレス(非接触)取引などの安全性、セキュリティ、利便性を最大限に向上させ、エンドツーエンドのデジタル決済のオプションを大規模に展開する。
即時発行を実現するMastercard Processingプラットフォームを含む、Mastercardのグローバルネットワークのスピードとセキュリティに支えられたデジタル・ファーストは、消費者にオンラインでの申し込みのしやすさ、ショッピングでの利用開始までの迅速さ、柔軟で安心な買い物体験、そして、スマートフォンやスマートウォッチなどのデジタルデバイスを使用したデジタルカードでの支払いや銀行口座からの直接支払いなどの選択肢を提供するそうだ。さらに、消費者の支払いカードに配置したQRコードを送信者がそれをスキャンすることで、安全かつ簡単に選択した口座への資金送金を可能にする、Mastercardの「QR on Card」をはじめとする革新的な支払い方法を提供しているという。
「デジタル・バイ・デフォルト(デジタルを初期設定とする)」という消費者意識は急速に定着しつつあり、Mastercardの調査によると、オーストラリアで30%、インドで49%、 中国で55%、そして日本では34%の人が今後オンラインでの購入が増えると回答している。 また、コンタクトレス(非接触)決済への移行に関しては、オーストラリアで71%、インドで77%、中国で73%、そして日本では62%と、大多数の人が今後定着していくと考えているそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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