2021年5月20日8:00
決済処理事業者のGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、2021年5月13日に2021年9月期第2四半期決算説明会を開催した。当日は、代表取締役社長 相浦一成氏、取締役副社長 企業価値創造戦略統括本部本部長兼GMO-Z. COM PAYMENT GATEWAY PTE.LTD.代表 村松竜氏が業績や成長トレンド、重点施策の進捗状況などについて説明した。
売上収益+28.4%、営業利益+28.4%
稼働店舗数は+50.7%に拡大
21年9月期上半期実績として、前年同期比の売上収益が+28.4%の成長となる198億円、営業利益が+40.6%の成長となる6,593億円、四半期利益が4,169億円となり、高い水準で推移している。2Q末の稼働店舗数は18万4,355店舗、2Qの決済処理件数8.2億件(オンラインは7.9億件)、連結決済処理金額は1.8兆円となった。中堅やロングテールの加盟店開拓に力を入れた結果に加え、デリバリー系の加盟店が伸びたことなどもあり、前年同期比+50.7%と稼働店舗数は大きく伸びた。相浦氏は「2021年度も順調に進捗するものと予測しています」と説明する。
決済処理件数は前年同期比+37%となったが、1Qではデジタルコンテンツやふるさと納税などの季節要因で伸び、2Qでは一部加盟店の決済処理変更方法による特殊要因があったが、それを除くと+45.7%となっている。決済金額は前年同期比+31.5%となったが、グローバルメジャープレイヤーの稼働がスタートしたことなどが成長の要因だ。
GMO-PGでは、ストック性の強いビジネスが中心で、経済状況に応じてビジネスをコントロールしているが、対面加盟店を中心に展開を行うGMOフィナンシャルゲート、ECの物販が伸びてトップラインを形成している。売り上げが28.4%、営業利益が前年同期比40.6%伸びているが、「成長性を担保しつつ、安定性を出しています」と相浦氏は成果を述べる。
2025年に営業利益250億円を目指す
BaaSを2桁億円の利益を生み出すビジネスに育てる
GMO-PG単体では、売上高前年同期比+29%、営業利益+31.3%となった。コロナ禍以前は非物販に力を入れてきたが、コロナ禍では生活必需品が伸長した。また、巣ごもり需要でデジタルコンテンツは強い状況で伸びている。
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