2021年5月25日10:00
KDDIは、2021年5月14日、「2021年3月期決算会見」を開催した。スマートフォン決済サービス「au PAY」などの金融事業は決済取扱高、営業利益ともに大きく増益となった。
「ライフデザイン領域」「ビジネスセグメント」が成長領域
Pontaポイント流通でau経済圏拡大を目指す
KDDIの21年3月期の売上高は5兆3,126億円、営業利益は1兆374億円となり、増収増益となった。前年同期比は+122億円で、通信料収入の減収に対し、成長領域を中心に増益となっている。
成長戦略は金融・コマース・エネルギー等となる「ライフデザイン領域」とDX・クラウド・IoTを基軸とした「ビジネスセグメント」だ。通信事業を基盤に、顧客接点とポイント流通によるau経済圏の拡大を推進している。また、通信・IoTを軸にした事業ドメインの拡大を目指している。
ライフデザイン領域では、「auスマートパス」会員が1,500万超、スマートフォン決済サービス「au PAY」が3,200万超の会員数となる。さらに、共通ポイントサービス「Ponta」の使える場所の拡大を進めている。Pontaポイントの流通により、金融、エネルギー、コマースを中心にau経済圏の拡大を目指す。KPIとして、21年3月期と20年3月期を比較した場合、au電気等契約数は248億円から288億円、au PAYカードは540万会員から650万会員、auスマートパス会員は1,550万会員から1,563万会員と増加している。
ライフデザイン領域の業績としては、売上、営業利益とともに2桁成長を目指す。営業利益の成長ドライバーとして金融事業が+190億円となり、「利益貢献が顕在化しておりまして、前期比200億円の増益となりました。22年度3月期は520億円の増益を見込んでおります」とKDDI 代表取締役社長 髙橋 誠氏は話す。
決済・金融取扱高や営業利益で成果
au以外の利用者も含めてオンライン金融サービス推進
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