2021年7月19日8:00
日鉄興和不動産は、2021年7月16日に記者説明会を開催し、同社が分譲する新築マンションの購入申し込み手続きができるオンラインストア「sumune for LIVIO」のサービスを開始すると発表した。
スマホ1つでマンションの購入が可能に
モデルルームなど接客をマストとしない仕組みを実現
日鉄興和不動産は、3年連続で首都圏マンション供給ランキングでTOP10入りし、総供給戸数は1万459戸となっている。昨今は高額商品のECシフトが徐々に進み、新型コロナウィルス感染拡大の影響によりECが定着してきた。さまざまな商材がオンラインで購入できる時代となったが、一方で住宅のオンライン購入は進んでこなかった。
「sumune for LIVIO」では、モデルルームを見てからの購入が一般的だったマンションをいつでも、どこでも購入できる世界を実現。DX(デジタルトランスフォーメーション)による価値創出を図るという。日鉄興和不動産 常務取締役 猪狩 甲隆氏は「スマホ1つでマンションを購入でき、住まいの買い方を大きく変えます」と説明する。まずは1LDKの販売からスタートする。
sumuneは、マンション購入の検討に必要な情報が誰でも閲覧可能で、申し込み手続きを24時間365日、場所を選ばず行うことができるオンラインサービスだ。購入にあたり、会員登録は必要ない。
従来のマンション購入は、ネットで問い合わせ、モデルルームを見学して仕様を確認。マンションの情報を受け取り、商談後に検討して購入意思表明後に、購入手続きを行うという流れだった。sumuneでは、すべてオンラインで完結可能で、接客をマストとしないマンション販売を実現した。
申込金10万円をクレジットカード決済
eKYCによる本人確認、住宅ローン審査実施
物件情報は、不動産ポータルサイトを参考に、顧客目線でUI(ユーザーインターフェース)を設計。図面集(寸法入り)、管理規約、長期修繕計画といった物件資料はPDFで取得できる。また、重要事項説明のうち顧客の関心が高い内容はQA(質問・回答)で整理した。
また、販売価格はWebで公開。VR(Virtual Reality)によりモデルルームも閲覧可能で、部屋からの眺望もオンラインで確認できる。住宅ローン、管理費、諸経費の費用もシミュレート可能だ。
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