2021年8月6日10:20
国内の非接触ICカードでは、交通や流通、入退出などでソニーの「FeliCa」が使用されている。近年はVisaやAmerican Expressのタッチ決済などで使用されているISO/IEC 14443 TypeA/B対応のカードも普及してきた。
ここ1~2年の国内のICカードのトレンドとして、「指紋認証搭載ICカード」の提供を発表する企業が増えてきた。ISO/IEC 14443 TypeA/Bに対応したカードを発表している企業が多いが、例えば大日本印刷ではFeliCaに対応したカードをいち早く発表している。
また、カード形状にとどまらず、数年前から海外ではウェアラブル対応がトレンドの1つとなっており、国内でも商材が徐々に増えている。
RFID(Radio Frequency IDentification)の世界では、FeliCaとともに、MIFARE、TypeA/B、15693など、主要な13.56MHzの規格と互換性のあるNFC(Near Field Communication)の普及も期待されている。国内でもスマートポスター等の簡易的サービスの実証実験は10年以上前から継続して行われているが、導入成果を発揮し、面に広がる実運用サービスの登場が待たれるところだ。
今回のフォーカスでは、技術動向はもちろん、最新の活用事例も含め、ICカードやNFCに関連した取り組みを紹介する。
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