2021年11月22日18:32
三井住友カード、ビザ・ワー ルドワイド・ジャパン(Visa)、QUADRAC、小田原機器は、横浜市交通局、横浜銀行と共同実験中の「Visa のタッチ決済」を利用した運賃収受実証実験について、2021 年 10 月 1 日から実施している 109 系統特急便に加え、2021年12月1日から、横浜の観光スポットをめぐる 「BAYSIDE BLUE」、「あかいくつ」、「ピアライン」、「ぶらり三溪園 BUS」の4路線にも拡大すると発表した。
コロナ禍で“非接触”に対する関心が高まる中、従来の交通系IC カードに加え、 バス利用時の新たな非接触決済手段として、Visaのタッチ決済は安心と利便性の向上につながるという。また、Visaのタッチ決済を利用して4路線に乗車した人には、乗車運賃の50%相当分をキャッシュバックする取り組みも実施し、キャッシュレス決済手段の利用拡大や今後の可能性について検証するそうだ。なお、 路線バスでのキャッシュバックの取り組みは、全国初となる。
同実証実験では、バス車載運賃箱に、Visaのタッチ決済の読取機器を設置。Visaのタッチ決済に対応したカード(クレジット、デビット、プリペイド)やスマートフォン等をかざしてもらうことで運賃を支払いできる。大人運賃及び小児運賃に対応する。
なお、Visaのタッチ決済の利用履歴は、QUADRACが提供するサイトにアクセスし、「マイページ」 の会員登録手続きの後、閲覧可能だ。
各社の役割として、横浜銀行がプロジェクト統括、三井住友カードがキャッシュレス導入支援、steraプラットフォーム提供、VisaがVisaのタッチ決済に関するソリューション提供・認知プロモーション、QUADRACが交通事業者向け決済および認証に関するSaaS型プラットフォーム“Q-move”の提供、小田原機器がキャッシュレス運賃収受機器の提供となる。