2021年12月10日17:39
中国・Tencent(テンセント)のクラウド事業部門となるテンセントクラウドは、日本航空(JAL)と、アフターコロナにおけるインバウンド需要の回復を見据えた業務提携を締結した。
JALでは、近い将来の回復·成長が見込まれる日本への観光事業を強化するため、テンセントクラウドが提供する「スマート交通ソリューション(We Transport)」の採用を決めた。スマート交通ソリューションは、構築、管理、運用、サービスという4つの具体的な側面に焦点を当て、「人を中心とした」未来の交通システムを構築することを目指している。同社のクラウド技術とネットワークを活かし、旅行客にはスマート旅行サービスを、交通機関や政府・企業にはより効率化されたオペレーションサービスを提供するそうだ。
今回の業務提携では、観光・ビジネス目的の中国からの利用者および日本在住の中国人が、月間アクティブユーザー数が12.6億人を超えるSNSプラットフォーム「微信(WeChat)」のミニプログラムを通じて、直接航空券の販売・予約、決済、フライト情報検索などの機能を利用できる。
また、ソーシャル広告やWeChat公式アカウントなど、テンセントクラウドのスマート交通ソリューションをフル活用することで、日本に関心ある旅行者のニーズに合わせた効果的なプロモーション活動を最大限に実現させ、JALの中国観光市場におけるプレゼンスをさらに高めることを目指していく。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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