2022年3月16日19:26
NTTデータは、2022年4月から同社主要サービス(決済/金融関連のANSER、CAFIS、およびデジタル・トランスフォーメーション基盤のOpenCanvas)の運用で使用する全電力を、100%再生可能エネルギーとすると発表した。
NTTデータは2040年の自社カーボンニュートラル、およびサステナブル社会の創造に向けて、2030年までにすべての自社データセンターの使用電力をすべて再生可能エネルギーにすることを目標としている。まず、使用電力削減を目的として、マシン室の運用改善やサーバーからの詳細情報見える化、空調のAI制御などIT×Facilityの取り組みを順次開始している。
そして、2022年4月から、決済/金融関連のANSER、CAFIS、およびデジタル・トランスフォーメーション基盤のOpenCanvasのセンター運用で使用する全電力を、100%再生可能エネルギーとすることに決定した。
なお、ANSER は、全国で500以上の金融機関が利用し、金融取引(残高照会や入出金明細の連絡、顧客の口座からの振込・振替など)をパソコン・スマートフォンなどの端末から会社や自宅、外出先などより利用できるサービスだ。
CAFIS は、加盟店約5,000社、クレジットカード会社約120社、金融機関/収納機関約600社をつなぐ、日本最大級のキャッシュレス決済プラットフォームとなる。
OpenCanvasは、ミッションクリティカルな要件に対応できる高い信頼性とセキュリティーを兼ね備えたデジタル・トランスフォーメーション基盤となる。
NTTグループでは2021年9月28日に環境ビジョン「NTT Green Innovation toward 2040」を策定し、2030年度までに温室効果ガス排出量の80%削減(モバイル、データセンターはカーボンニュートラル)、2040年度までにカーボンニュートラルを実現することを目指している。またNTTグループは、自らのカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを社会へ拡大し、日本政府がめざす2030年に2013年度比で温室効果ガスを46%削減するという目標、および2050年までのカーボンニュートラルの実現に貢献していきたいとした。