2020年8月13日7:00
NTTデータは、2020年8月から、インターネットやスマートフォンアプリを介してクレジットカード決済の非対面決済を行っているクレジットカード加盟店に対し、GPayments社(本社:シドニー)と連携し、本人認証「EMV 3-D Secure」のシステム対応を簡素化するAPIサービス「CAFIS 3DS Connector」の提供を開始すると発表した。
同サービスは、「EMV 3-D Secure」の複雑な業務シーケンス(情報取得処理、ユーザー認証処理など)を、加盟店に代わり行うことで、システム対応を簡素化するという。また、加盟店でのPCI 3DS準拠・審査受審を不要とすることで、利用開始の負担軽減を実現。システム対応に対する各種ガイドラインの更新や、PCI 3DSの更新・継続審査対応など、今後の継続対応負担の軽減も実現するという。
海外での実績があるGPaymentsと連携することで、早期の提供を実現するとともに、共同利用されるサービスとして提供することで、日本国内の動向・ニーズに応じた機能の追加についても順次利用可能となる。
なお、同サービスは、2020年8月より順次、NTTドコモにて利用開始予定であり、さらにペイジェントや加盟店への提供を進めていく。
NTTデータは、クレジットカード会社(イシュア)向けに「EMV 3-D Secure」の認証機能を実現する「CAFIS BlueGateユーザー認証サービス」を2019年度に提供を開始し、2020年度中にはCAFIS BlueGateでの加盟店向けサービスも日本国内で初めて提供を開始する予定だ。
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ペイメントナビ編集部
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