2022年5月13日17:40
ブロックチェーンゲーム、NFTサービスの開発を行う、CryptoGamesは、三重県で地方創生の取り組みをしている一般社団法人明和観光商社と共に、竹神社 (三重県明和町)の御朱印をモチーフとしたNFT「竹神社デジタル御朱印」を、博報堂より企画、デザイン制作協力を受け、2022年5月16日にNFTAirDropを活用し、無料配布および有志者から公募した明和町にまつわるアート作品とデジタル御朱印のメタバース展示をおこなう3回目の実証実験を実施すると発表した。
同企画は、過去2回のNFTを活用した地方創生・地域活性化に向けた実証実験をもとに、トークングラフによる地方自治体の特色ある文化芸術振興をテーマに行われる。
現在、NFT領域では「投機から社会実装」へといった文脈で実用的かつ本質的な価値提供に根ざしたNFTサービス/マーケティングの開発提供が進んでいる。これまではコレクティブNFT販売を基軸に各NFTコミュニティが形成され、保有者特典(イベント参加/特別なNFTの付与)等を通じて、コンテンツ価値の向上を図る取り組みが行われてきたが、今後は、実社会における社会課題の解決を図ることを目的にNFTを1つのツール/媒体として活用することが期待されている。
トークングラフは、暗号資産ウォレット情報を参照し、趣味趣向にあったNFTを送付することでサービスへの再来訪等を促すマーケティング施策の1つとなり、Web3.0領域の拡大とともに新たな文化として定着が見込まれているそうだ。
過去2回の実証実験では、明和町及び竹神社に関係を持つ方々を中心とした運営体制の構築とともに、①地域文化の再認識、②再訪の動機付け、③初来訪のきっかけ作り、④デジタルな体験価値の共有、を目的としたNFT御朱印「竹神社デジタル御朱印」の無料配布を実施した。
今後は、①毎月の満月参りの日にあわせた「竹神社デジタル御朱印」の頒布、②有志者から公募した明和町にまつわるアート作品のデジタル奉納/寄進、③デジタル奉納NFT作品のメタバース展示、④「竹神社デジタル御朱印」の保有者への竹神社オリジナルNFTの付与、⑤地域を周遊するNFTスタンプラリー、といった事業案を基軸にトークングラフによる地方自治体の特色ある文化芸術振興を目指し、「地域の観光名所/歴史文化の再発掘」「想いの共有の場」「体験の伝播」といったテーマをもとに取り組みを進める予定だ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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