2022年7月8日17:30
ENECHANGEは、これまで電力会社と個々に取り組んできた家庭向けデマンドレスポンス(DR)サービスを、電力需給ひっ迫の状況を背景にDR導入の検討を進める電力会社に導入してもらえるよう「SMAP DRベーシックプラン」を用意し拡販を開始したと発表した。
今夏・今冬の電力需給ひっ迫供給力減少の背景を受け、政府は電力会社が提供する節電プログラムに参加する家庭に向け、2000円相当のポイント付与する検討を進める一方で、電力会社に対してはDR導入を促すなど、利用者に対して安定的な電力供給サービスの継続を確保するため、官民連携でのDR普及拡大を目指している。
「SMAP DRベーシックプラン」は、政府主導で進める家庭向け節電支援施策や東京都が進める家庭の節電マネジメント事業に対し、電力会社がスムーズな導入を検討をできるようパッケージプランを用意したもの。DR参加者用の専用マイページや通知メールなどのユーザーインターフェイス(UI)を一律化することで、最短2カ月で提供できるという。
特徴として、夏・冬の電力需給がひっ迫する時間帯に節電を促すDRを発動できるだけでなく、春・秋の発電量が増える時間帯に電気使用のピーク時間帯をずらす行動を促すDRも発動可能だ。また、しきい値設定では、市場価格が安い時間帯へ利用者の電気使用量をシフトを促すことができる。また、でんき予報の使用率ピーク時間帯等に合わせて、利用者に節電行動を促すDRを発動することも可能だ。
さらに、DR参加者ごとに用意されたマイページでは、日ごとの使用量と節電量を可視化したグラフ、および節電行動に対し獲得できたポイントを確認できるなど、節電行動を可視化することでゲーム感覚で取り組めるUIを用意している。節電を依頼する日の前日に、DR参加者にメールで通知。前日通知することで、翌日の過ごし方を計画してもらうことが可能になるそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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