2022年7月28日8:10
京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は、温冷蔵機能を備えた無人自動走行ロボットが商品を運び、公園やマンションなどを周回して移動販売を行うサービスの実証実験を、千葉市美浜区の幕張新都心地区で2022年7月27日から開始した。公道(車道)を走行する無人自動走行ロボットを活用した移動販売の実証実験は、国内初となるそうだ。
KCCSはこれまで、2021年8月~9月に北海道石狩市、2022年3月に千葉市美浜区の幕張新都心地区で無人自動走行ロボットを活用した「配送サービス」の実証実験を行ってきた。今回、走行実績のある千葉市同エリアでロボットによる「移動販売サービス」の実証実験を行う。
同実証実験では、冷蔵機能を備えた無人自動走行ロボットを用いて、夏の暑い時期に冷たいドリンクやゼリーなど(イオンスタイル幕張ベイパークから提供)を公園、マンション、高齢者向け住宅などで販売する。
同実証実験は、先進的なモビリティサービスの活用を目指し、「幕張新都心モビリティコンソーシアム」を運営する千葉市の支援を受けて実施する。使用する無人自動走行ロボットは、ミニカー(長さ2.5m以下×幅1.3m以下×高さ2.0m以下)に準じた大きさ、最高速度15km/hのロボットだ。ロボットは無人で自動走行するが、走行状況を常時遠隔監視し、自動回避が困難な状況では遠隔操作に切り替えて走行する。ロボットの商品積載部は保冷・保温の切り替えが可能だ。
サービス利用者は、車体に搭載されたタッチパネルを使い購入する商品と個数を選択し、スマートフォンを使い電子マネーで決済するとロッカーが解錠して、購入した商品を取りだせる。
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ペイメントナビ編集部
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