2022年8月26日17:50
トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は、同社が運営するキャッシュレス決済サービスおよびモバイル型マルチ決済端末「UT-P10」が、JR西日本と岡山県新見市が推進している、交通系ICカード「ICOCA」を活用した電子地域ポイント事業に採用されたと発表した。なお、電子地域ポイント事業に関するシステムの開発及び構築はJR西日本テクシアが実施した。
JR西日本と新見市は、JR西日本が発行する交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」を活用し、新見市内のみで利用可能な地域ポイントを付与することで、市内の経済循環を創出する、 地域活性化プロジェクトを推進している。同プロジェクトにおいて、TMNのモバイル型マルチ決済端末「UT-P10」がポイント加盟店の端末として採用された。
JR西日本のポイントアプリが搭載された「UT-P10」により、ポイント加盟店は新見市独自の地域ポイントと電子マネーが1台で対応可能で、市内のキャッシュレス普及の足掛かりとしても期待されている。将来は、ポイント還元事業や、行政施策への参加促進としての活用も検討されている。
TMNは2011年にクラウド型電子マネーサービスの提供を開始し、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど1,000社を超える小売事業者が利用しているそうだ。また、TMNのモバイル型マルチ決済端末「UT-P10」は、決済やPOS等さまざまなアプリの搭載により多機能化が可能なため、アプリとの連携や、決済サービスとしても実績のあるTMNが採用されたという。
岡山県北西部に位置する新見市は、2022年2月にJR西日本と包括連携協定を締結することで地域活性化に向けた取り組みを開始している。ポイントサービスの開始は10月を予定している。