2022年11月16日9:15
グローリーは、プライベートイベント「GLORY Retail Design Show 2022」を秋葉原UDX アキバ・スクエアで開催し、セルフオーダーKIOSK「FGKシリーズ」とモバイルオーダーとの連携等を紹介した。
Showcase Gigと連携してモバイルオーダー連携
KIOSK端末でレジ業務を自動化
Showcase Gigの「O:der ToGo(オーダートゥゴー)」は、テイクアウトやイートインの注文・支払いを利用者のスマートフォンで行うモバイルオーダーシステムだ。飲食店のテイクアウトやイートイン、無人販売などでモバイルオーダーが可能で、飲食店のDX化を支援している。これまでさまざまなPOSレジ、タブレットPOSなどと連携してきた。同イベントでも顧客企業との商談スペースでShowcase Gigのテーブルオーダーによりコーヒーをモバイルオーダーできるサービスを行った。
グローリーは2021年1月にShowcase Gigに出資し、同社のKIOSK端末とモバイルオーダーの連携を進めてきた。同展示会では、新たにグローリーが開発した新型のセルフオーダーKIOSK「FGKシリーズ」とO:der Platformの連携を行い、デモを実施した。
「FGKシリーズ」はフランスAcrelec (アクレレック)の端末を日本向けにカスタマイズして、グローリー自身のブランドで販売する。同社連結子会社である英Glory Global Solutions(International)では、アクレレックの発行済株式を80%取得している。
KIOSK端末により、顧客による来店前の注文に加え、来店後のKIOSKによる注文に対応する。これによりレジ業務の自動化が可能になり、店舗業務の効率化につながるという。
具体的には、「O:der ToGo」で注文した商品が店舗のキッチンディスプレイに連携される。また、KIOSK端末のアプリもShowcase Gigの協力を得て開発した。従来の券売機は、1つの商品を購入後、新たな商品を選ぶなど、導線に課題があったが、続けて購入しやすいような画面遷移を意識している。
コンパクトな現金機設置へ
ロッカーなど店舗の省人化に向けた連携も
店舗を利用する顧客は「O:der ToGo」による事前注文も可能だが、初回の来店客などはモバイルにクレジットカードを登録して利用することはハードルがあるため、モバイルで注文後、KIOSK端末での支払いにも対応している。
また、キャッシュレス専用機に加え、今後は新型の現金機も設置する予定だ。自社製の現金機は筐体に合わせたスリムなサイズになる予定。グローリー 国内カンパニー 営業本部 DXビジネス推進統括部 DXビジネス推進部 営業グループ グループマネージャー 佐藤啓介氏は「これまでコンパクトな筐体の場合、釣銭の容量に限りがあり、自動機でありながら両替や補充の手間が発生していましたが、新たにリリースする現金機は縦長になりますので容量が増えています」と説明する。
「FGKシリーズ」では、ロッカーやテーブルロケータとの連携も進めている。ロッカーの場合はKIOSK端末で注文後、レシートに表示のQRコードをかざして指定された場所から取り出しが可能だ。
テーブルロケータはファストフードなどで活用されているが、新システムではBluetoothと連携することで注文者の座席が指定しやすいようにする。佐藤氏は「例えば、KIOSKで注文してもらう場合、お客様がどの席にお座りいただいているか把握できないことが課題でしたが、席番号を入力してもらう、もしくはロケータにQRコードを設置して席番号をスマートフォンで紐づけていただくことによって確認できるようにします」と説明する。ロッカーの番号呼び出しもShowcase Gigと連携し、自動的にロッカーの場所と紐づけるようにする。
データ活用サービス「BUYZO」と連携
決済端末の設置も柔軟に対応へ
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