2022年11月28日7:10
三菱総合研究所(MRI)は、堺市が2022年11月30日から実施する「堺エコライフポイント事業」において、「堺エコライフポイントアプリ」に事業プラットフォームとして地域課題解決型デジタル地域通貨サービス「Region Ring」を提供し、実証事業を支援すると発表した。
堺市では、堺環境戦略に掲げる「全ての人が幸せ(Well-being)に暮らす、持続可能な環境イノベーション都市」の実現に向けて、環境・エネルギー産業の集積等のポテンシャルを生かし、全国のモデルとなる先導的な取り組みを実施している。今年度は、環境省「食とくらしの『グリーンライフ・ポイント』推進事業」の採択を受け、デジタル技術を活用したナッジの働きかけやポイント手法で市民の環境配慮行動を促進し、ライフスタイルの脱炭素化を図ることを目的とした「堺エコライフポイント事業」を推進している。テルウェル西日本株式会社が受託し、三菱総合研究所、SCSK Minoriソリューションズの2社が地域ポイントシステムを提供するコンソーシアムとして参画している。
同アプリでは、対象となる行動の環境保全効果(CO2削減量)をもとにポイント数を設定し、環境配慮行動を実践することで「堺エコライフポイント」を付与する。また、5つのカテゴリ(「食」「衣」「シェア」「暮らし」「循環」)のスタンプラリー機能や獲得スタンプによるランク付けなどゲームの要素を取り入れている。さらに、参加者の属性に応じてメッセージを発信できるお知らせ配信機能によって環境配慮行動を促進させるそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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