2022年12月22日7:00
ミークは、QUADRACが、鉄道やバスなど交通機関におけるクレジットカードのタッチ決済をはじめとする交通事業者向けクラウド型決済/認証プラットフォームサービス「Q-move」の通信回線に、NoCode IoT/DX Platform「MEEQ(ミーク)」を導入したと発表した。
近年、公共交通機関へのクレジットカードのタッチ決済導入が徐々に広がっており、これまで交通系ICカードや現金に対応した決済システムを搭載していたバスにおいても、その流れが強まっている。バスにおけるクレジットカードのタッチ決済は、確実に通信ができるサービスエリアの広さと通信品質、通信のリアルタイム性を担保するために、車両に載せた決済用機材と自社サーバー間での、安定したモバイル回線による通信が不可欠だという。また、セキュリティの観点では、通信の暗号化や閉域網の構築、専用線での接続、回線の二重化が必要になる。QUADRACは、「Q-move」のネットワークとセキュリティを強化するため、これらの要件を全て満たせる通信回線として「MEEQ」を導入したという。
「MEEQ」の活用により、現場の状況に応じて、ドコモ、au、ソフトバンクの3つのキャリアを使い分けることができ、どのキャリアを選んでも1つの閉域網に接続することが可能だという。また、「Q-move」のデータセンターにつなぐために「MEEQ」側にQUADRAC専用のゲートウェイ機器を設置することにより、専用線も接続できる環境を構築したそうだ。
QUADRACでは今後、「MEEQ」を活用することで、駅の改札機やバス車内など全ての拠点をモバイル回線でつなぎ、スケーラブルなプラットフォームの実現を目指す。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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