2022年12月23日8:00
1994年に設立されたNewland Payment Technology(NPT)は、多様な決済端末を世界中で展開している。同社では、AndroidのPOS、モバイルPOSなど、年間数百万台のデバイスを世界中の大手アクワイアラ(加盟店開拓会社)、プロセッサー、決済サービスプロバイダーに提供している。現在、決済端末の展開国を拡大し、世界で第3位のベンダーとなっているという。同社では、2023年に日本市場に参入する予定だ。(取材は「TRUSTECH(トラステック)2022」(主催:COMEXPOSIUM )において)
世界のさまざまな国に進出
日本市場での展開に自信
NPTはニューランドグループの会社で、ペイメントシステムを提供している。同社では、中国からビジネスを開始し、その後、世界の各国に進出している(参考記事)。NPTでは、R&Dに力を入れており、国際的な市場に進出するために、時間をかけて準備している。毎年世界の3~4の国を選んで戦略的に海外展開を進めているが、逆に各市場からの引き合いもあるという。例えば、2019年にはブラジルに進出。NPTのテクノロジー、ソフトウェア、認証などのノウハウを各市場に投入している。現在、22~24の市場に進出。アメリカ、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、サウジアラビア、南アフリカ、エジプト、インドネシアに加え、2023年は日本、インドネシア、インドに進出予定だ。
Newland Payment International(ニューランド・ペイメント・テクノロジー)プレジデントのKazem Aminaee氏は「2~3カ月前に商品を投入することを進めましたが、日本の市場はおそらく世界の国々の中でも一番いい市場になると感じています」と期待を込める。
デュアルスクリーン対応の「X800」
Andorid12対応の「N950」をキー製品に
日本では、「X800」「N950」を中心に製品を展開していく。両端末は主に日本、米国、フランスなど、先進国向けに作られた製品となるそうだ。Aminaee氏は「『X800』と『N950』は非常にユニークな製品で他では見ることができません」と自信を見せる。
例えば、X800はデュアルスクリーンを採用。利用者側で接触・非接触・磁気の決済を行うことが可能だ。次世代のソフトPOS端末であるN950では、5.99インチTFTカラータッチスクリーンディスプレイを搭載。デザイン性も重視しており、Android12も搭載する。また、前面と背面にオートフォーカスカメラを備えており、QRコード決済の読み取りにも対応する。セキュリティ面では、PCI PTS6.x、EMVCLS3.0に対応する。
国内独自の決済対応も進める
日本でのシェアの目標は?
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