2023年2月1日9:15
ブルガリアのDATECS(ダテックス)は、POSソリューションを提供しており、自社ブランドに加え、OEMでもサービスを提供している。イタリアでも同社端末の導入は伸びており、無人機向けの展開も強化していくという。
AndroidやmPOSを提供
2020年以降イタリアで販売が増加
DATECSは、2009 年にmPOS(モバイルPOS) 市場に参入し、現在、EMVCo 規格に準拠した各種決済端末を提供している。2022年の「Il Salone dei Pagamenti」では、Android端末の「BlueCash-50」「BluePad-5500+」、Bluetooth 対応のmPOS「BluePad-50」「BluePad-50+」、無人機などへ搭載できるキオスク端末「DKT-50」、「BluePad-55-Kiosk」等を紹介した。
イタリアで代理店を務めるBizDev CEOのRoberto Premazzi氏によると、DATECSはイタリアでは2014年から展開しているが、当初は2,000~3,000台の出荷にとどまっていたという。契機となったのは2020年に大手アクワイアラのNEXIと連携してからで、「最初の年に約3万台の出荷があり、今では10万台を提供しています」と説明する。
イタリアでDATECSが成長する背景として、政府が非現金化を進めていることに加え、ユーザーのキャッシュレスニーズが高まっていることを挙げた。イタリアの特徴として、店舗などでPOSを導入している数は多いが、カード利用は欧州諸国と比べると少ない点だという。例えば、イタリア人が週にカードを使用する数は約4回だが北欧では30~40倍になるそうだ。一方で、ここ数年はCOVID-19(新型コロナウィルス)などの影響でキャッシュレスニーズが高まっており、今後も成長することは間違いない。Premazzi氏は「来年は端末の出荷を20~25%くらい伸ばしたいです」と意気込む。
同社端末は移動販売などの大手企業に加え、小規模事業者も使用している。なお、BizDevはイタリアや EU諸国で DATECSのマーケットシェアを拡大するためのマーケティング活動を担っており、ドイツ、スイス、オーストリアにも製品を提供しているという。
無人機向け製品の展開も強化
品質面で差別化を図る
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