2023年5月23日15:10
キャッシュレス決済サービスと情報プロセシングを推進するトランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は、公立大学法人会津大学(福島県会津若松市)と、相互の連携を強化し、POSシステムにおける購買データやキャンパス内で取得される各種データ、IoT技術を活用した取り組みにより、双方の発展に寄与することを目的に包括連携協定を締結したと発表した。
連携協定の内容は、①データの解析および活用における産学連携に関すること、② IoT分野の研究開発及び技術支援に関すること、③システム開発における技術支援に関すること、④IT関連技術の人材教育及び育成に関すること、⑤その他相互に連携・協力することが必要と認められること、となる。
TMNは、以前よりスチューデント・ライフ・サポートが運営する会津大学内の学生食堂および売店に、クラウドPOS開発における実証実験として、POSシステムを提供しており、運用実績を積み上げてきたそうだ。今回、学生食堂や売店に加え、キャンパス全体に視野を広げ、データ活用を始め、IoT等の開発や技術支援など、双方の発展に資する取り組みを実施するため包括連携協定を締結することとなった。
まずは、学生食堂および売店で運用しているクラウドPOSから得られた購買データ活用し、需要予測によるフードロス削減や、製造計画の見直し、在庫管理など、さまざまな課題解決に向けて活動していく方針だ。また今後は、学生とのオープンイノベーションも含め、IoT分野の研究開発や技術支援等を通じて、キャンパス内の非購買データを収集し、データ活用の幅を広げ、快適な学生生活が送れるよう魅力的なキャンパスづくりにつなげていきたいとした。