2023年7月31日7:10
ACSiON(アクシオン)は、eKYC/オンライン本人認証「proost(プルースト)」に、顔画像による不正検知機能を搭載した。「proost(プルースト)」を利用する銀行向けに実装し、なりすまし等で顔画像が使い回され犯罪に利用されている口座を特定する精度を向上させると発表した。
アクシオンでは、以前より「proost」に不正検知機能を搭載しており、住所・電話番号・メールアドレス等の属性情報やIPアドレス等のアクセス情報から、不正に開設・利用された口座でないかをチェックしている。同機能の追加により、異なる属性情報で同じ顔画像が利用されているケース等を検知する。昨今のオンライン取引の増加、またそれに伴う情報詐取・流出によるデータを悪用したサイバー犯罪の増加に対応するため、不正検知ノウハウをさらに強化するそうだ。
なお、「proost」は、本人同意に基づき、登録された正しい本人確認情報(氏名、住所、免許証記載情報、本人撮影顔画像等)を保管し、認証時は、本人の情報と登録された本人確認情報との照合を行う。また、本人が許可した企業を対象に、本人確認情報の連携を実施。不正検知機能の搭載により、なりすましなどの不正利用を防止するとともに、業務コストを低減し、安全性・効率性の高い本人確認を実現するそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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