2023年9月11日10:50
インド・ムンバイで開催された「Global Fintech Fest2023」の「Paytm(ペイティーエム)」ブースでは、音声で決済金額を知らせる「Paytm Soundbox」を紹介していた。QRコードに対応した「Paytm Pocket Soundbox」、小型の「Paytm Music Soundbox」に加え、NFCの「Tap&Pay」(日本では「タッチ決済」)にも対応した「Paytm Card Soundbox」もリリース。インドでは他のモバイル決済サービスも音声で決済金額を知らせる取り組みを行っており、今後は日本のサービスでも広がる可能性がありそうだ。
日本のPayPayとの技術連携でも有名
音声による金額アナウンスで安心感
One97 Communications Limited (OCL)が展開するインドの電子決済サービス「Paytm(ペイティーエム)」は、2010年から電子決済サービスを提供している。インドでデジタル決済のエコシステムを提供し、バーコードやQRコードベースのテクノロジーを他社に先駆けて提供してきた。約2,000万の加盟店網を有し、3億人が利用している。現在は、インド決済公社(NPCI)による「Unified Payments Interface:UPI(統合決済インターフェース)」の導入により、Paytmのインドでのプレゼンスは以前よりも弱まっていると言われているが、それでもモバイル決済の15%程のシェアがあるという。
なお、2018年秋から開始した日本のキャッシュレス決済サービス「PayPay」はPaytmと連携し、同社のテクノロジーを活用してサービスを拡大している。
現在、インドでは複数のモバイル決済サービスが展開されているが、QRコード決済での支払い後、音声で決済金額を知らせる取り組みが行われている。以前はQRコード決済の支払い時にスマートフォンを見て、利用者がいくら支払ったかを確認する作業が必要だったが、スピーカーで金額がアナウンスされるため、店舗にとってより安心感が得られるそうだ。
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