2023年10月25日7:30
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル、Inc.(American Express)は、日本を含む世界7つの国や地域で2023年8月17日~29日にかけて、ラグジュアリーショッピング、ダイニング、旅行に関する意識調査「Amex Trendex」を実施した。
日本ではラグジュアリーアイテムの購入やレンタルをする際に考慮する要素 TOP3として、「ブランドが自分の価値観に合っている(73%)」、「高品質な製品である(64%)」、「サステナブルなブランドである(56%)」となっており、特に Z 世代・ミレニアル世代では、その傾向がより強いことが分かったという【図1】。また、ラグジュアリーアイテムに関する考え方としても、日本は「高価に見えつつもラベルやブランドが目立ちすぎないようにしたい(65%)」、「価値観が合わないブランドからは購入しない(60%)」が上位になるなど、他人に誇示することを目的としない、自身の価値観を尊重する「クワイエット・ラグジュアリー」を重視する傾向が見られた【図2】。
「誰と外食することが多いですか?」という質問に対して、日本は、上位から順に「家族(76%)」、「友人(29%)」、「ひとり(25%)」となった。3 番目に「ひとり」での外食機会が入るなど、世界7つの国や地域の平均の上位3位、「家族(62%)」、「大切な相手(54%)」、「友人(38%)」と比較しても、「ソロ外食」を楽しむ人たちが多いことを示す結果となった。
また、外食の頻度に関する質問のなかで、日本は「今年は外食の頻度が増えた(31%)」となっており、世界7つの国や地域の平均の27%よりやや高い結果となった。
「予約困難な人気店の席を確保するための手段は何ですか?」という質問に対して、世界 7 つの国や地域の平均では、上位から「早めに行く(34%)」、「日程に柔軟性を持たせる(28%)」、「通常とは異なる時間帯で食事をする(23%)」だった。日本は、「通常とは異なる時間帯で食事をする(36%)」、「日程に柔軟性を持たせる(17%)」、「早めに行く(27%)」となっており、最も活用されている手段は、ピークの時間を避けるというものだった。
「ふだん旅行を計画するとき、どこから旅行のインスピレーションを得ますか?」という質問に対して、ソーシャルメディアと回答した人が7つの国や地域の平均で 49%、日本でも 45%となった。
旅行のインスピレーションを得るソーシャルメディアとして、日本は上位から「YouTube(58%)」、「Instagram(56%)」、「X(35%)」となっており、世界7つの国や地域の平均では「Instagram(70%)」、「Facebook(60%)」、「YouTube(60%)」の順となった。日本のZ世代・ミレニアル世代では、上位から「Instagram(81%)」、「YouTube(54%)」、「X
(45%)」となっている。
また、世界7つの国や地域の平均では 84%が、「朝食無料のホテルを選ぶ」、「旅行特典付きクレジットカードを利用する」、「旅行者が少ないと思われる曜日や時間に予約をする」など、飛行機やホテルなどをお得に予約・活用しながら旅行する手段としての「トラベルハック」を駆使している。日本でも「トラベルハック」を駆使していると 50%が回答し、半数がお得に旅をするための手段を活用しているという結果になった。日本の Z 世代・ミレニアル世代になると、この傾向はより強く表れており、58%が「トラベルハック」を駆使しているということもわかったそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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